・飯野さん、小島さん(『メタルギア ソリッド』等の監督、小島秀夫氏)から

 『ファウスト書いてるんですね、見ましたよ』とのメールが。メールの内容が

 『僕は実は舞城さんに会いたくて、どうにか会えないか』というものだった。

・小島さんは変態

・小島さんに、飯野さんが『どうやっていつもゲーム考えているんですか?』と

 聞いた所、わけのわからない話で返された

・4年くらい前に180枚くらいまで太田さん、飯野さんに小説を書いてもらった。

 『今日から太田さん、書くから!』と言われ、

 1日目:出てこない

 2日目:出てこない

 で、『ああやっぱり書けないのか』と思っていたのだが、

 3日目:『30枚書けました!』

 4日目:『100枚書けました!』

 と。『これは来週になったら読めるな!』と思っていた太田さんですが……

 そこから全然違うストーリーを書いたようで、太田さんに飯野さん、怒られる。

・飯野さんはけっこう恐ろしい事を考えている男。

・飯野さんのファウストの作品。色々書きたいのがあったが、最初は『ちわ〜!』

 みたいなのがいいかなと思って書いたのが『ロスタイム』

・清涼院氏は小説家らしいこだわりはあんまりないらしい

・飯野さん、ジョナサンで『ロスタイム』の駄目出しを太田さんにされる。『最後の部分書き直し』

・太田さんの読むスピードは読んでいるとは思えないくらいの早さ。

・清涼院氏、『コズミック』は『これならいける!』と思ったらしい

・ファウストの売り上げは上々。文芸誌1号目でこれだけ売り上げたのってないんじゃないのかな?位売れている

・今の文芸雑誌は採算がとれない中でやっている

・しかしファウストは採算がとれそう

・飯野さん、舞城ネタ再来。

 「(ファウストが売れたのは)俺のおかげだ……俺、舞城のおかげだ…」

 「やっぱ俺の一番初めにして良かったな」

 「俺ってけっこう絵上手いし」

 そのネタに対し、太田さん

 「舞城さん聞いてたら怒りますよ〜」

・清涼院氏は『僕が書くのはいいものです』と言い切っているようだ。その点が清清しくて良いと太田さん誉める

・ファウスト製作にあたり、かなり前から準備していた為、太田さん、波があった

・ファウストの企画が持ち上がったのは3年か4年ぐらい前

・ファウスト2号目は来年2月。

・2号目でも飯野さんは書くようだ。1号目は『よ!』って感じだったので、『よ!』で終るのも自分的にちょっと…らしい

・2作品目は飯野さんらしい作品

・清涼院氏もタ大説をファウストに書く

・清涼院氏「ファウストでは本当に太田さん書いてましたよね〜。仮に舞城さんが太田さんじゃ無いとしても、すごい原稿書

 いてましたよね」

・清涼院氏は愚痴った事が無い

・というか太田さんが愚痴ってる

・清涼院氏、小説を小説として書いていない、というのが本音。

 清涼院氏が書くものは、デビュー前から『小説じゃ無い』と言われていたので、それで大説と名乗らざるをえない

・清涼院氏は『制限がない制限』。

 太田さんが文芸第三に入った時、清涼院氏に『流水さん、短編をお願いします』と頼んだら、400枚持ってきた。

 清涼院:「短編お願いしますって言われたら、長編書いちゃったんです」

 しかし清涼院氏的には短いと思ったらしい。

 ※それが後のカーニバル・イヴ

・飯野さんはゲームの終りの方になるとニコニコしてくるが、それは頭がおかしくなっているから

・ここで飯野さん、清涼院さんお互いに質問タイム。

 飯野さんから:小説の書き始め、思い始めについて。

 清涼院氏は『根本に何を持ってくるか』だそうだ。

 例えばコズミックで言うと『1200個の密室』。

 清涼院さんから:飯野さんのゲームは今まであり得なかったような事をしているが、それは故意的?それとも自然に?

 飯野さん曰く『ちょうど重なる』

 こんなキャラが作りたい、やこんなアクションをしたい、等の小さいネタは100、200とある。

 すると、仲のいい小ネタが集まってくる。

・清涼院氏から飯野さんへ「今度は活字を使って革命的な事をして欲しい!」との御願いに飯野さん、

 飯野:「次はねぇ、もう、僕はね、凄いネタがあるんですよ………1200の密室」

 飯野:「多分まだ誰も書いていない……衝撃の展開」

 飯野:「飯 野 賢 治 という名前を使って事件を……」



ここで司会のお姉さん登場。あっという間の第一部が終了となります。

最後に一言ずつ。



清涼院:「そうですね、40分という時間を全然気にして無かったんで、ほんとにあっという間という感じで、まぁあんまり

たいした事は言えなかったんですけども、まあ飯野さんがほんとに面白い方で僕はお話出来て嬉しかったです」

飯野:「僕はえーと、ほんとに拝借させて頂いて凄い感謝。小説を書くという場を貰ってすごく感謝してますし、やり始めた

からにはちゃんとこの世界を一生懸命愛していこうかなと思ってますので。ほんとに太田さんはかなり苦労されて、今ここま

で来ている」

太田:「楽しんだだけですけどね」

飯野:「いやほんとにね、大変なんで応援してあげて欲しいですし、一人1冊といわず10冊20册、なんなら1200册買って頂

いても結構ですので」

会場:笑い

飯野:「そういう、ほんとに応援してあげて下さい。活字の世界っていうのは本当に面白い」

太田:「有り難うございます」

飯野:「最後舞城さん……」

司会:「太田さんからも……」

最後まで舞城さんネタか!(笑

太田:「いやあのほんとに、あのー、流水さんとも飯野さんとも、僕が活字の編集者になる前からの付き合いなんで、今日な

んかこういう大勢の方前にしてお二人とお話出来て本当に嬉しいです。この二人と言うのは、先程革命という言葉が流水さん

から出ましたけれども、それまでのやっぱりものっていうのをガラッとほんとに変えてしまう力があるんですね。でー……そ

こはやっぱりもう常に見とかないと、次の流れにもう乗って来れないんじゃ無いかっていう思いを二人ともずーっと僕に思わ

せてくれる方なんですよ。だから今後もやっぱり僕、一生懸命二人についていきたいな、と思うし、そういうふうにやっぱり

飯野さんは初仕事やっていたわけですから、僕はちょっと革命的な事をやっていければと思っています。」



ということであっという間の第一部、『大説とゲームのむこう側!?』

は終了したわけです。

ここで20分の休憩が入ります。



休憩の間、ずっとアンケート書きをやっていました。


次は第二部、『本物のDTPをめざして』です。


続きはしばらくお待ち下さいませ。
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